ichirin
SOLO
EXHIBITION
vol.3

@GINZA/TOKYO

2024.10.16[wed]-10.25[fri]

days until SOLO EXHIBITION

時代とは個や集団が織りなす
ただの一時的な悦。

長短の中に生み出される
様々な瞬間のどこを切り取るのか。

捨て去るのか。

必ず訪れる終わりに向かって
今からでも自分の居場所を見つけ出し
浸ればいい。

紡ぎ続けた己の喜ばしい無力確認と
引き継ぐ者たちに抱く
一方的で無責任な希望なのだから。

会期

2024年
10月16日(水)~ 10月25日(金)

平日
11:00~19:30
土日
11:00~18:00
最終日は16:00まで

作家在廊:全日

時間帯により不在の場合があります。

場所

銀座奥野ビル306号室

〒104-0061
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル306号室

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special collaboration event

『銀座一丁目怪談 × ichirin』

銀座一丁目怪談はお越し頂いた皆様とコミュニケーションをとりながら怪談の楽しさを共用していくカジュアルな会です。縁あって今回ichirinとのコラボレーションが実現。306号室とichirinの融合が創り出す神秘的な空間で、忘れられない最恐のひと時を。
途中入退可ですので、どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。

日程
2024年10月19日(土)
時間
18:30~20:00(開場18:15)
入場無料
Hometown
(ホームタウン)
怪談カルチャーのニュースサイト「怪談ガタリー」編集長。
実話怪談にのめり込み2019年より本格的に怪談蒐集を開始。現在『杜下怪談会』『谷中怪談会』『銀座一丁目怪談』『恐点』など、都内を中心に怪談イベントの主催や出演など精力的に活動中。
また怪談作家として『伝承異聞 呪林』『予言怪談』『呪録 怪の産声』などに参加。

奥野ビルについて

高級ブランド店やブティックが建ち並ぶ、格式高い街「東京銀座」でひときわ異彩を放つ奥野ビル。
銀座の由来は豊臣秀吉が銀貨統一のために作ったのが始まりとされています。千利休との『一輪の朝顔』の逸話をオマージュしたichirinとは時空を超越した神秘的な縁を感じてなりません。

この大都会において圧倒的な存在感、独特の世界観を醸し出す銀座奥野ビルは1932年に竣工し、かつては詩人・芸術家・映画監督など数多くの著名人が住まれた高層住宅。

現在ではアトリエ・ギャラリー・アンティークショップが出迎えるアートビルとしても特別な存在で、会場となる306号室は、当時の面影を今に残すため「銀座奥野ビル306号室プロジェクト」の保全活動によって守られています。

そして、一世紀近い時を経て今なお語り継がれる奥野ビルの歴史において、精彩を放つ豊かな個の繋がり。それをバックボーンにした建物自体の魅力的な変化。ichirinの作品と同様、滲み出てくる色々な瞬間の表情は何ひとつ同じではありません。

『ichirin × 奥野ビル306号室』の取り組みにおいて、究極のノスタルジックに包まれながら、この世界観をお楽しみください。

銀座奥野ビル306号室プロジェクトについて

ichirinとは

一輪の花を人に見立て、個の際立ちと生き死に、栄枯盛衰を表現した作品。咲き誇る瞬間だけではなく、どの瞬間にも存在する美しさが潜む。
作風は千利休と豊臣秀吉の『一輪の朝顔』の逸話をオマージュ。
ある日、秀吉が利休の茶室庭園に朝顔が満開なのを聞きつけ、その鑑賞を目的に一服しに行く旨伝え、数日後に訪問。ところが、庭の朝顔は全て摘み取られている。
秀吉が立腹し茶室に怒鳴り込んで入室すると、床の間には一輪の朝顔が生けられていた。
利休は言った、「これから天下統一を目論む貴方が多勢に興味を持ってどうする。この朝顔のように際立った存在にならなければ」と。

諸説あり

作家プロフィール

URAKAWA Kohei

1976年長崎県佐世保市生まれ。幼少期から「他人は他人、自分は自分」という教えのもと育ち、唯一に拘る価値観の原型を築く。クリエイティブを学び始めたのは大学を卒業してからだった。
家具メーカー勤務を経て2006年に独立。いくつかのイベントに作品を出展したものの、特筆した活躍が出来ないままリーマンショックの波に飲み込まれて挫折を味わう。
それからというもの「創りたい」と「創れない」の狭間で燻り続けた。
そして独立から10年。創作欲が溢れ出す。祖母からの勧めで始めた茶道にインスピレーションを感じ、2016年から一輪の花を人に見立て、個の際立ちと生き死に、栄枯盛衰を表現したアートワークを開始。
大勢の中に埋もれるのでは無く、唯一に際立つ事を追求する自らの価値観を結び付け、独自の視点で花の(人の)瞬間を切り取る。華やかに咲いて散る花(人)もあれば、蕾のままピークを迎えず静かに散っていく花(人)もある。どれも美しく、どれも儚い。
どうにでもなる人生ならば、誰かを羨む事も妬む事も、目指す事すら止め、誰にも左右されず、独自の基準でモノゴトを捉え、普遍的な指標にする事が、人生を豊かにするのだと考えている。
彼の人生において追うべき姿は、自分自身の理想像なのである。

実績

  • JAPAN ISM 2018 / 2018.1.8~14 @NY
  • ONLINE EXHIBITION “BEGIN 2020” / 2020.6.1~15
  • ONLINE SOLO EXHIBITION 2020 / 2020.7.1~31
  • ONLINE SOLO EXHIBITION 2021 / 2021.12.1~31
  • JCAT EXHIBITION 2020 / 2022.12.20 @Paris
  • 戦争と平和を考えるオリジナル切手展 / 2022.1.28~31 @沖縄県立美術館・博物館
    日本藝術平和貢献大賞(現代作家部門)受賞
  • 国民みらい出版社:芸術紀行vol.3(2022年7月号)掲載
  • 第2回アートパズルと平和展 / 2022.8.17~21 @世田谷美術館
    オレンジリボン平和貢献藝術大賞受賞
  • Kohei Urakawa ichirin SOLO EXHIBITION vol.1
    『ピークとは? ~Is it okay to set a peak?』/ 2023.2.25~3.12 @gallery1413(長崎県佐世保市)
  • 『美術の庭』エコロジカルアート展2023 / 2023.3.31~4.2@エコギャラリー新宿
  • 第3回みなとみらいでみらい展~秀逸作品選抜展~ / 2023.4.26~5.1 @みなとみらいギャラリー
    令和5年新時代日仏友好親善大賞受賞
  • 株式会社アートクロス:BIFROST(ビヴロスト)vol.32 掲載
  • URAKAWA Kohei SOLO EXHIBITION vol.2
    『ピークとは? ~Is it okay to set a peak?』/ 2023.8.26~9.3 @tresallir(福岡市中央区)
  • 第12回 躍動する現代作家展 /2023.11.30~12.10@国立新美術館
    躍動する現代作家賞(平面部)受賞
  • サルバドール・ダリ生誕120周年記念アートラベル展~時代の先駆者たち~特別企画 / 2024.4.30~10.31@Museum without borders - 国境なき美術館(ONLINE)
    特別称号「Artista genio del siglo XXI(21世紀の天才アーティスト)」拝受
  • 第3回 アートパズル展inパリ~3ème Salon du Puzzle d'Art à Paris~ / 2024.5.10~12 @Paris
    第3回アートパズル展inパリ芸術大賞受賞